『基本を守り続けるこころ』九鬼産業の油は、明治19(1886)年の創業以来、製法の基本は変わっていません。自社で厳しく品質を検査した原料から、ごま以外の異物を取り除き、焙煎したごまの油分が分離しやすいように蒸気をかけ、圧搾機のしめ具合を微妙に調整してごまをすりつぶし、油をしぼり出します。その後、2週間ほどタンクで静置させた油を、和紙や布などでろ過を繰り返して約1ヶ月半ほどじっくり時間をかけて製品化しています。九鬼産業のごま油は、安全性にこだわり化学薬品を一切使用しない「圧搾法」によって油をしぼっています。この昔ながらの圧搾法は手間がかかりますが、ごま本来が持つ素材の風味を最大限に引き出し、品質の高いごま油をつくるためにこだわり続けている製法です。